ボックス型の隆盛
1970〜1980年代:前身となる「ボックス型」の時代
当時は大型の「ボックス型カメラ」が主流でした。屋外に設置する際は、雨風からカメラを守るために巨大な「大型ハウジング(防水ケース)」に収納する必要があり、設置スペースの確保や施工の重労働が課題でした。
バレット型の登場
1990年代:小型化と「バレット型」の誕生
CCDセンサー(撮像素子)の技術が進歩し、カメラ基板の大幅な小型化に成功。これにより、最初からレンズと防水・防塵ケースが一体となった、細長い円筒形の「バレット型(弾丸型)」が誕生しました。ハウジングを別途用意する必要がなくなり、設置性が劇的に向上します。
夜間監視の革命
2000年代:赤外線LEDの搭載とアナログ高画質化
カメラの前面に「赤外線(IR)LED」が標準搭載されるようになり、完全な暗闇でも撮影が可能になりました。これにより、夜間の屋外監視においてバレット型の地位が不動のものとなります。また、同軸ケーブルを使ったアナログ高画質(AHDやTVIなど)への移行もこの時期に進みました。
デジタル化と多様化
2010年代:IP化(ネットワーク化)とドーム型との住み分け
LANケーブル1本で映像伝送と電源供給(PoE)を行う「IPカメラ」が主流に。画質は一気にフルHDや4Kへと進化しました。この頃、威圧感の少ない「ドーム型」が屋内用として普及したことで、バレット型は「あえて見せることで犯罪を抑止する屋外用カメラ」としてのキャラクターが明確になりました。
次世代の防犯へ
2020年代〜現在:AI・スマート化とフルカラー化
現代のバレット型は、単に録画するだけでなく「AIによる動体検知(人や車の識別)」や、夜間でも白黒ではなくカラーで撮影できる「フルカラーナイトビジョン」が標準化しつつあります。さらに、光や音声で威嚇する「TiOC(Three-in-One Camera)」のような、能動的な防犯機能を備えたモデルが市場をリードしています。
